オサマ・ビンラディン容疑者の死亡を受け、アフガニスタンの支援に長年携わってきた国内の関係者には、治安の改善に向けた期待が広がった。

　「ビンラディンの死でアフガニスタンの政情が変化するとは思えない」。アフガニスタンの人々の絵を販売する支援活動を続けるＮＧＯ「宝塚・アフガニスタン友好協会」（兵庫県宝塚市）の代表・西垣敬子さん（７５）はこう指摘する。

　今年３月に約２週間、首都・カブールを訪れた。自爆テロが相次ぐなど、昨年５月に訪問した時より治安が悪化していると感じた。「職につけない若者たちにタリバーンが声を掛け、テロの手助けをさせる現状は、ビンラディンの死後も変わらないだろう」

　アフガニスタンで農業や医療支援を続けるＮＧＯ「ペシャワール会」（本部・福岡市）の福元満治事務局長（６３）は、報復テロの標的が欧州各国や日本にも及ぶことを懸念する。一方で、欧米で大学教育を受けたアラブ系のエリートを中心としたアルカイダと、土着の国粋主義者のタリバーンはそもそも相いれない関係にあるとも指摘。「アフガニスタンでのアルカイダの影響が薄れれば、アフガン人による、秩序だった政権が誕生する可能性もある」と期待をかけた。

　アフガニスタンでの学校建設などに取り組んできた京都府宇治市の元教諭・中道貞子さん（６４）は「治安が改善し、日本からも安心してアフガニスタンに行けるようになれば」と話す。

　ただ、現地の人々の生活が急激に改善するとは考えていない。人々はテロ組織を憎みつつ、米国への反発も根強いと思う。「混乱はこれからも続くだろう。人々が安心して暮らせるまでサポートを続けたい」


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「唯々諾々」という慣用句があります。
少しも逆らわずに、言いなりになる。言いなり地獄。
イェスマン、ですかね。。
最近は意志の弱い男が多いですからね〜〜。。


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