九州産を「松阪牛」と偽装　井筒屋の肉店、倍の値で販売
　百貨店の井筒屋は１６日、北九州市小倉北区の本店地下１階の精肉店「肉の知伽良（ちから）」を運営する岡崎商店（同市小倉南区）が、九州産の黒毛和牛を高級和牛の「松阪牛」と偽り、２倍の値段で売っていたと発表した。中元や歳暮用としても販売していたという。

　農林水産省と福岡県の抜き打ち検査で偽装が発覚。九州農政局は岡崎商店に、適正な表示をして販売するよう牛肉トレーサビリティー（生産履歴管理）法に基づき勧告した。

　井筒屋によると、岡崎商店は今年２月１日〜１２月６日、松阪牛と称して計７３３キロ、１２２４万円相当の牛肉を販売。うち６割を宮崎産や鹿児島産、福岡産に差し替えていた。

　この間、中元や歳暮向けの贈答商品として７６６点（計５２９キロ、９２４万円相当）を販売した。当初は本物の松阪牛を使っていたが、在庫が切れると九州産に切り替えていたという。その際、法律で表示が義務づけられた、牛の個体識別番号を明示するシールを貼っていなかった。

　井筒屋の贈答品カタログによると、「松阪牛　ロースステーキ」は１５０グラムの肉が３枚入りで税込み２万１千円だが、宮崎牛だと１万５００円。「松阪牛肩肉すき焼き用」は４００グラムで１万５００円だが、熊本産あか牛だと５００グラムで６３００円だった。

　井筒屋の影山英雄社長は記者会見で「高い信用が求められる百貨店で、このような事件が起き、心よりおわびします。再発防止に取り組む」と陳謝した。

　岡崎商店は１９６８年から井筒屋に入っていたが、今月１５日に営業停止。岡崎力（つとむ）社長は「偽装は、売り上げが落ちて利益を確保しようとした結果だ。７月ごろ、松阪牛が長くショーケースにあるのでおかしいと思ったが、店長に問いたださなかった。松阪牛ブランドや井筒屋の包装紙に泥を塗る結果となり、申し訳ない」と話した。

　井筒屋は購入者に代金を返す。問い合わせは電話０１２０・０３・１２２８へ。


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「哀哀たる父母、我を生みて苦労す」ということばがあります。
哀しくも労しい父母は、私を生み育てるのみ大変な苦労を重ねられた。
子が親の死を悼み、その恩に報いる事ができなかった事を嘆くことです。
いやーこれは本当ですよ、、、。親を大切にしましょうｂ


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