北海道・奥尻島で４日、北海道エアシステム（ＨＡＣ）のプロペラ機（乗員乗客１３人）が地表に異常接近したトラブルで、機長が計器の高度設定の切り替えを忘れていた可能性があることが分かった。同社が１１日未明、記者会見で明らかにした。運輸安全委員会は同日、現地で調査を始めた。

　同社幹部は１０日夜、国土交通省でトラブルについて聴取を受け、翌１１日午前１時過ぎから記者会見した。

　それによると、機長は悪天候のために奥尻空港の手前約１．５キロ（高度約１８０メートル）で着陸を断念し、上昇に転じようとした。上昇するためには、飛行姿勢指示器の設定高度を約１８０メートルから約１２２０メートルに切り替える必要があったが、機長は同社の調査に「設定を忘れた可能性がある」と説明しているという。

　この機種は設定高度が低いままだと、操縦桿（かん）を引いても機首が下がる方向に力が働きがちだという。同機は上昇に向けてエンジンの出力を上げていたため、加速して急降下したとみられる。途中で副操縦士が降下に気づいて機長に報告したが、機体は地表から約３０メートルまで異常接近し、対地接近警報装置（ＧＰＷＳ）が作動した。

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「息杖を立てる」という言葉があります。
昔、籠担ぎが客に酒代をねだるとき、籠を止め、息杖をついてくるしそう
な振りをするところから、酒代や金銭をねだる。
やっぱり人間見ためで勝負ですかねｗ


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