全国の交通事故死者４８６３人　昨年、１０年連続で減少
　昨年１年間の全国の交通事故による死者は４８６３人で、前年より５１人減ったことが２日、警察庁のまとめで分かった。死者数は１０年連続の減少で、２年連続の５千人割れとなった。減少率は１％でこの１０年で最も低く、減少傾向は止まりつつある。

　同庁によると、６５歳以上の高齢者の死者は高止まりの傾向があり、昨年は２４５０人（前年比２人減）だった。全体の５０．４％（前年比０．５ポイント増）を占め、高齢者の死者が初めて半数をこえた。

　また、１１月までは前年より９０人減のペースだったが、１２月に限れば、３人以上死亡する大型事故が４件（前年比３件増）起きるなどし、前年より３９人も増えた。

　都道府県別では、２１５人の東京都（前年比１０人増）と北海道（同３人減）が最多。東京都が最多となるのは、７４９人が死亡した１９６７年以来。以下、茨城２０５人（同６人増）、大阪２０１人（同４人減）、埼玉１９８人（同９人減）の順だった。


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