石川県小松市で１３日、地元の女児たちが演じる子供歌舞伎が呼び物の「お旅まつり」が始まった。ライトアップされた曳山（ひきやま）の上で、小学３〜６年の女の子たちが歌舞伎独特のせりふ回しや所作を披露し、観光客らから盛んな拍手を浴びた。１６日まで。

　まつりは江戸初期から約３５０年続くとされる同市の伝統行事。江戸中期に造られた豪華な曳山を受け継ぐ市の中心部８町の住民を中心に守ってきた。１４、１５日には北海道や愛知県の子供も参加して「全国子供歌舞伎フェスティバルｉｎ小松」が開かれる。

　すべての曳山を１カ所に集めてライトアップする「曳山八基曳揃（ひきぞろ）え」がまつりの見せ場だが、今年は東日本大震災の被災地に配慮して中止した。（長田豊）


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