服に引火、５年で３９人死亡　冬場多発、大半７０歳以上
　コンロやストーブの火が服に燃え移る事故で、昨年度までの５年間に３９人が死亡し、その大半が７０歳以上のお年寄りだったことが、経済産業省所管の独立行政法人・製品評価技術基盤機構（ＮＩＴＥ〈ナイト〉）の調査でわかった。重ね着や着ぶくれする冬場に事故が起きやすいといい、ＮＩＴＥは注意を呼びかけている。

　ＮＩＴＥによると、コンロの火が服の袖に燃え移ったり、ストーブの熱で服に火が付いたりした事故は２００５〜０９年度に８６件発生し、３９人が死亡し、４１人が重軽傷を負った。このうち被害者の不注意が疑われる６７件の火元を調べると、ガスコンロが最も多く１９件。次いで、電気ストーブ９件▽その他のコンロ、ライター、携帯電話・携帯音楽プレーヤー各６件▽野焼き５件▽石油ストーブ４件――となっている。

　年齢が判明した死者３７人のうち３１人（約８４％）が７０歳以上だった。服に火が燃え移ったり、発火するほど過熱したりしているのに気づきにくいのが原因とみられる。０８年２月には東京都の女性の服にガスコンロの火が燃え移って住宅が全焼。翌月には静岡県の女性の服に電気ストーブの熱で火が付いた。２人の女性はともに８０歳以上で、命を落とした。

　また、被害者の年齢は不明だが、使用中の携帯音楽プレーヤーが過熱してズボンのポケットが焦げ、太ももにやけどを負う事故が０９年７月に東京都であった。

　ＮＩＴＥによると、火が付きやすいのは生地の毛足が長い服やゆったりと垂れ下がるような形の服。こうした服を着て熱源に近づくときは「防炎」の表示があるエプロンや作業着を着た方がいいという。特に、一人暮らしのお年寄りは防炎性能のある服を着るよう促している。（茂木克信）


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世界でも有数の治安のいい国と言われている日本でもこれだけ犯罪が
起こるのですよね、、。ということは他の国はもっととんでもない
という事？？こえーっす。。

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