第６管区海上保安本部（広島市南区）は１日、海上保安庁発行の海図で、山口市沖の周防灘の浅瀬「入鹿瀬（いるかせ）」の位置が実際より約２００メートル南にずれていた、と発表した。昨年７月の改版で訂正したが、誤表示は戦前から続いていた。２００９年１２月には、徳山税関支署（山口県周南市）の監視艇がこの浅瀬に乗り上げる座礁事故が起きている。

　この日、６管本部の宮里一敏総務部長と田中貞徳海洋情報部長が会見した。位置のずれは、事故を受けて１０年３月に実施した現地調査で判明。改版まで、付近の海図は７０年以上前の測量に基づいていたという。

　田中部長は「海図に２００メートル程度のずれは十分考えられる。誤表示の認識はなかった」と説明。宮里部長は「事故現場付近の南方を運航するよう注意するブイが設置されていたが、船長はこれに従っておらず、事故は海図の表示が原因ではない」と述べた。

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ただただ悲しいです、、、。


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