茶道は京都人のたしなみどす　全府立高で来年度から授業
　京都のすべての府立高校で、茶道の授業が来年度から始まる。先行して始めた高校では、お点前を初めて経験する生徒が多く、作法を学ぶのに苦労しながらも独特の所作や美学にひかれたという声が上がる。茶道各派の家元が集まる古都ならではの試みが注目される。

　茶道を通して礼儀作法やもてなしの心、伝統文化を学んでもらおうと、府教委が実施を決めた。今年度は鴨沂（上京区）、向陽（向日市）、木津（木津川市）、網野（京丹後市）など１２校が先行して授業を始め、来年度からは全４６校で実施する。

　洛西高校（西京区）では１２日、家庭科の課目「フードデザイン」を履修する３年生３４人が茶道の授業に臨んだ。まず、茶道部顧問から基礎知識を学んだ後、実際に茶をたてる体験をした。抹茶が溶けきらず「だま」になってしまったり、力を入れすぎて茶筅（ちゃせん）がゆがんでしまったり……。試飲のときには、思わず苦笑いを浮かべた。

　和室に移動し、いざお点前へ。裏千家助教授の岡本宗敏（そうびん）さんが着物姿で茶を出し、作法に慣れない生徒たちはきょろきょろと周りを見ながら戸惑った様子。岡本さんは「形式にとらわれて心が入らないのは、かえって無礼。心を込めて」と指導した。「茶道の簡素で研ぎ澄まされた美や、ひとを尊重し、平和を願う心は世界に通じる。ぜひ、たしなんで」と締めくくった。

　小学生のころに体験して以来という高木茉美（まみ）さん（１８）は「作法が身に着き、美しい女性になれそう」とにっこり。お点前は初めての井上咲子さん（１８）は「茶室の掛け軸や生け花のひとつ一つに意味があり、心がしゃんとする礼儀作法にひかれました。大人になったらやってみたい」と話していた。

　野際照章副校長は「いじめは相手の気持ちを推し量れずに起きる。茶道を通して、ひととのかかわりを学んでほしい」と期待を込めた。（松谷慶子）


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「類は友を呼ぶ」とよくいいますよね。
趣味が似ているもの同士は自然と集まる様子ですねｗ
これは全くその通りだと思います。麻雀好きな私の周りにはそんな奴
ばかりが何故か集まりますからねｗ

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