偽造遺言書の日付、死亡の前年　容疑者ら計画的犯行か
　東京・浅草の身寄りのない女性の遺言書が偽造された事件で、遺贈の形で財産を受け取った無職岡宗晶子容疑者（７５）＝有印私文書偽造・行使容疑で逮捕＝らが、女性が死亡する前年の日付で遺言書を作成していたことが警視庁への取材でわかった。死亡翌年に東京家裁側に申し出て、遺贈を受けていた。警視庁は容疑者グループが女性の財産を計画的に不正取得したとみて調べている。

　組織犯罪対策４課によると、ほかに逮捕されたのは、山口組系元組員北村信（５１）、無職土屋郁夫（６５）の両容疑者ら４人。逮捕容疑は、女性名の虚偽の遺言書を作成し、２００８年９月１日、東京家裁に提出したもの。北村容疑者は「遺言書は本物」と容疑を否認。岡宗容疑者は「女性とは面識がなく、北村容疑者が偽の遺言書を準備した」と容疑を認めているという。

　女性は東京都台東区浅草３丁目の自宅の土地のほか、預金約２億円などの財産があり、０７年２月に病死した。家裁は同年４月、相続財産管理人を選任。公告をして相続人を捜していたところ、０８年６月、岡宗容疑者が「女性から財産を相続させると言われ、遺言書を渡されていた」と家裁側に申し出たという。

　偽造された遺言書は０６年５月５日付で、「全財産を遺贈する」との内容が書かれていたという。家裁は０８年９月、これを遺言書と認め、女性の財産は岡宗容疑者に遺贈されることになったという。

　北村、岡宗両容疑者は、土屋容疑者を介して知り合ったという。


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「頭を擡げる」という言葉があります。
押さえていた疑いなどが浮かび上がってくる、また、隠れていたある考え
が浮かんでくる。思いつく。次第に勢力を得て、人に知られるように台頭
してくる、といった意味です。まぁ、そんな使いませんね〜。

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