全建国保の偽装加入　補助金２９億円返せず
　全国建設工事業国民健康保険組合（全建国保、本部・東京）で約２万８千人の偽装加入がみつかり、厚生労働省が約５７億円の補助金返還を求めている問題で、全建国保が支払期限の１７日を過ぎても約２９億円を納められなかったことがわかった。未納分には年約１１％の延滞利息がかかるほか、厚労省は今年度中に返還要求額を２５億円ほど追加する方針で、このままでは全建国保は運営が厳しくなりそうだ。

　全建国保は補助金返還のため、伝染病の流行など予期せぬ支出に備えた給付費等支払準備金約２７億円から２５億円、解散した時の支払いに備える特別積立金約４７億円から４０億円を取り崩すことを決め、監督している東京都に申請した。都は支払準備金２５億円の取り崩しは認めたが、特別積立金は「使用目的外」として約３億円しか認めなかった。このため、１７日が支払期限の約５７億円のうち約２８億円しか支払えなかった。

　都は特別積立金を取り崩すには、再び積み立てるために保険料を引き上げるなど、実現性のある計画が必要としているが、全建国保は計画を示していない。都は「積立金を積み戻す計画さえない取り崩しの申請は、経営のずさんさを象徴している。これまでの反省がない」（幹部）と批判している。

　国保組合は原則として従業員５人未満の個人事業所の事業主と従業員が加入できるが、全建国保では今年、朝日新聞の報道で５人以上の会社が個人事業所を装って従業員を振り分けるなどの偽装加入が発覚した。（松浦新）


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「汗を流す」って慣用句は、
精を出して働く、苦労を厭わずに働く、といった意味ですね。
まー職種によっては汗をかかない仕事もありますが、要は苦労して働く
という事ですね〜。苦労してないのは頑張ってないのと同じと！

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