加藤被告「後悔している」言葉少な　秋葉原事件公判結審
　東京・秋葉原の歩行者天国で２００８年６月、７人が殺害され１０人が負傷した無差別殺傷事件で殺人などの罪に問われ、死刑を求刑された元派遣社員・加藤智大（ともひろ）被告（２８）の公判が９日、東京地裁で結審した。弁護側は「被害結果の大きさを終生考え抜かせ、苦しみ抜かせることがふさわしい」と死刑回避を求めた。加藤被告は改めて遺族らに謝罪の言葉を述べた。判決は３月２４日に言い渡される。

　検察側は前回、「犯罪史上まれに見る凶悪犯罪で、命をもって償わせるのが相当」と論告。９日の最終弁論で弁護側は、争点だった事件当時の責任能力について「『インターネット掲示板での嫌がらせをやめてほしいと伝えたかった』との動機は正常な心理では説明が困難だ」と述べた。

　検察側の「思い通りにならないと暴力的な行動に出る性格が原因。完全な責任能力があった」との主張に、弁護側は「記憶の欠落もあり、精神障害で心神喪失か心神耗弱の状態だった」と反論した。

　さらに「幼少期に受けた虐待の影響で対人関係がうまく築けない被告にとって、ネット掲示板は本音が言い合える家族のような場所。嫌がらせは、それを奪う行為に等しかった」と説明。「公判では動機をありのままに語り、被害者に手紙も書くなど、今できる償いを考え、深く反省している」と死刑の回避を求めた。

　起訴状によると、加藤被告は０８年６月８日午後０時半過ぎ、秋葉原の交差点に２トントラックで突入。３人を殺害し、２人にけがをさせた。さらにダガーナイフで通行人を襲って４人を殺害、８人に重軽傷を負わせたとされる。

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「悪縁契り深し」という言葉がありますね。
良くない縁とわかっていても、そういう悪縁こそ、なかなか断ち切ること
ができないものだということ。その通りでしょう。これは日本の政治家
に聞かせてやりたいですねーｗｗｗ
悪事を一緒に働くというのは同一の背徳感を共有することによる強い連帯感
が生まれますからね、、、。

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