埼玉県深谷市議ら２人の公職選挙法違反（供応買収）事件にからみ、接待を受けたとされる有権者１０人が２６日、朝日新聞の取材に応じ、「会費を支払い、やましいことはない」「票のとりまとめなどはなかった」と話した。

　県警は有権者が主張する不当捜査について「捜査は適正に行い、不当ではない」とする一方、関係者への事情聴取を始めた以降に有権者が何度も話し合いを開いていたことを把握。聴取への対策を練って意思統一を図っていたとみている。

　同法違反容疑で逮捕されたのは４月の統一地方選で同市議選に立候補し当選した永田勝彦容疑者（６７）ら２人。県警によると、２人は２月中旬、市内の飲食店で有権者二十数人に総額十数万円の飲食の接待をした疑いがある。

　この会合で、参加者は会費を支払ったと主張。しかし、県警に任意の取り調べで「支払わなかった」という証言をするように強要されたとしている。

　複数の参加者によると、会合は午後６時から市内の和風レストランで開かれた。永田容疑者は「今回も選挙に出るので力を貸してほしい」とあいさつし、自ら会合を仕切ったという。

　自治会長の馬場賢太郎さん（６５）によると、会費は永田容疑者の妻らが会場などで集めたが、領収証は発行していなかったという。

　参加者らによると、会費は１人あたり３千円だったが、飲食代は約４９００円に上った。差額の約１９００円は永田容疑者側が負担したという。

　聴取が始まった４月２５日以降、有権者らは何度も聴取の内容についてお互いで確認し合ったり、質問にどのように答えるか事前に打ち合わせたりしたという。

　５月４日午後６時には、接待に出席した２８人のうち数人を除く有権者が集まって会合を開いた。話し合いのなかで、「調書にサインするべきかどうか」「裁判に向けての対応は」などの話題が出たという。

　県警はこうした会合で口裏合わせをしていた可能性があるとし、押収した資料などを分析している。捜査当局は２８日の勾留期限に向けて慎重に捜査を進めている。

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「言いえて妙」という言葉があります。
実に的確に言い表したものである。ということ。
言葉で表現するのが上手ということでしょうね。
島田紳助さん、たとえがうまくて感心します。


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