大阪市天王寺区の東高津（こうづ）公園などで遺体入りの一斗缶３個が相次いで見つかった事件で、このうちの１缶に貼られたラベルに記された薬品は、北陸地方の薬品会社が製造・販売していたもので、現在は製造されていないことが捜査関係者などへの取材でわかった。

　ラベル付きの一斗缶は公園の西約１００メートルのマンションのゴミ置き場にあり、５日に市環境局が回収し、焼却場で保管していた。捜査関係者によると、この薬品は肝機能を高める薬の成分などとして使われる「重酒石酸コリン」。広く流通しているものではなく、同社関係者によると、数年前に製造を中止したという。府警が流通経路を調べている。

　一方、捜査関係者によると、東高津公園で最初に見つかった缶の中にはひじやひざ、くるぶしとみられる関節が複数入っていた。これを含むほかの骨肉片もノコギリのような刃物で切られた跡がみられるという。

ttp://www.asahi.com/national/update/0817/OSK201108170075.html?ref=rss
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