機関室から浸水か　五島沖の１０人死亡漁船沈没で報告書
　長崎県・五島列島沖で昨年１月、漁船「第２山田丸」（１１３トン）が沈没し、乗っていた１０人全員が死亡した事故で、運輸安全委員会は２５日、「機関室の出入り口から浸水した可能性がある」とする調査経過を公表した。

　第２山田丸は沈没する直前、無線で仲間の船に「波が入り込んで傾きが戻らない」という趣旨の連絡をしていた。引き揚げた船を調べたところ、甲板から居住スペースや機関室に出入りするハッチはすべて開いており、船内に水が入る状態になっていた。

　当時の気象状況や波を再現し、模型船を使って調べると、事故当時の３倍に当たる高さ６メートルの波を受けた場合も、甲板に水はたまっても機関室に浸水しなければ、転覆はしなかった。一方、機関室のハッチを開けた状態では、事故当時と同じ高さ約２メートルの波を連続して受けると浸水したという。同委は「沈没のメカニズムの分析をさらに進めたい」としている。


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「頭を擡げる」という言葉があります。
押さえていた疑いなどが浮かび上がってくる、また、隠れていたある考え
が浮かんでくる。思いつく。次第に勢力を得て、人に知られるように台頭
してくる、といった意味です。まぁ、そんな使いませんね〜。

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